[3dsmax][script]Python+MaxScriptのツール開発入門 その4

前回で実行部分のMaxScriptが仕上がったので、いよいよPythonでUIを作成します。

が。3dsmaxに搭載されているPython環境にはUIを作成するためのツールが含まれていません。そのため、別途それを用意する必要があります。MaxのPython環境に追加する方法と、Maxとは別にPython環境を用意してそこにインストールする方法があります。ここでは後者の方法を採用します。

Python環境をインストールする

※すでにPythonをインストールしてある場合は読み飛ばしてください。

Pythonのダウンロード

python.orgにアクセスしてPythonをダウンロードします。MaxのPythonは2.7系なので、2.7系の最新のものをダウンロードするのが良いでしょう。このエントリを書いている時点では2.7.15が最新でした。

Pythonのインストール

ダウンロードしたインストーラを起動してインストールを実行します。

※Pythonを初めてインストールする場合はこの画面の赤文字は表示されません。既にインストールされている場合、フォルダ内が上書きされる、という警告が表示されます。

この画面で、Pythonのインストールパスを環境変数に追加するかどうかが選択できます。デフォルトでは追加されません。複数のPython環境を共存させているなどのケースを除き、追加しておくと便利です。

移行はインストーラに従ってインストールを完了させます。

PySideのインストール

3dsmax2017では、GUIライブラリとしてPySideが採用されています。ただし、3dsmaxに搭載されているPySideにはツールが含まれていません。そこでフルサイズのPySideを新規のPython環境にインストールします。

※Pythonに慣れている人は、適宜VirtualEnvを使用するなどしてライブラリの管理を行ってください。Max用の開発以外でPythonをあまり使用しない場合はPython本体への追加で問題ありません。

  1. Pythonインストールフォルダを開いてタイトルバーにcmdと入力してEnterを押し、コマンドプロンプトを開きます。
  2. pip install PySide と入力して実行します。

    このようにエクスプローラでフォルダを開いてアドレスバーにcmdと入力すると、そのフォルダをカレントフォルダとしてコマンドプロンプトが起動します。ここでpipが無いと言われた場合は、Windowsの環境変数のPathにpipのインストールパスを追加してください。(pipはPythonインストールフォルダ内のScriptフォルダにあります。)
  3. 必要に応じてpipをアップグレードします。pipコマンド実行時にアップグレードがあるという注意が表示された場合、python -m pip install -upgrade pip と入力してアップグレードを実行します。

これでPySideのインストールが完了しました。

まとめ

  • 3dsmaxのPython環境にはPySideの開発ツールが含まれていない
  • PySideの開発をするにはPySideの完全版をインストールする必要がある

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