Python + MaxScript のツール開発入門(Max2020版)その0

2020年5月25日

本チュートリアルの概要

 3dsmax のPython 環境もこなれてきて、どっぷりとPython に浸かったツール開発もできるようになってきました。Max2018でGUI がPySide2 に切り替わり、2017以前との並行開発に一時的に混乱したりもしましたが、それも落ち着いてきた頃でしょう。

 このチュートリアルはMax2018 がリリースされた当初、2017用のものを開発して2018にも使えるようにコンバートする、というような内容で企画しつつ、2017のものを作って中断してしまっていたものをベースに、Max2020 対応版としてリライトしたものです。

 初回公開時には「3dsmaxにおけるPythonの活用を紹介するという趣旨で、いくつかの段階を追って簡単なツールを作ってみる、ということを試みてみたいと思います。」と書いています。多少状況は変わっていますが、この方向性は維持してリライトしたいと思います。

 以下のような流れを想定しています。

  1. MaxScriptで動作部分を作る
  2. PySide2でUIを作る(PySide2のUIを持つPythonツールの作成を紹介)
  3. Python からMaxScriptの実行ロジックを使用する
  4. 番外編:ここまでで完成したものの実行部分もPythonで書き直す